2007年8月25日土曜日

龍頭山 (928m)

なぜか朝4時前に目が覚めてしまった。
のどが渇いて水を飲んでるうちに再び寝る気が失せてきたので、新型デミオで龍頭山に行くことにする。
外はまだ真っ暗だ。
当然単独行である。
ますます奇行化する自らの行動に我ながらあきれる。

目的地に近づくにつれて、だんだんとガスが出てきた。
5時半に道の駅「豊平どんぐり村」に到着、車を停めて日の出前の薄暗く肌寒い霧の中を、登山口を目指してゆっくり歩き出す。
正直、この時点までは来てしまったたことを相当後悔していた。

登山口に取り付き、しばらく登った所にある分岐を駒ケ滝に向かう。
写真を撮るとフラッシュが作動してしまうほどまだ薄暗い。
さらに登り、展望が開けてくると何とすごい雲海が見えるではないか!
道理で下はガスってたわけである。
6時を回って日も昇り気温が上昇する中、霧が消える前に山頂にたどり着こうとピッチを急激に上げると、たちまち大粒の汗が噴き出してくる。

前龍頭まで登ると見事な雲海の全貌が見えてきた。
今までこれほどのは見たことがない。
最後の急な階段を喘ぎながら山頂まで駆け上がると360゜雲海となっていることがわかった。
誰もいない(いるわけがない)山頂で、しばし幻想的な景色に浸りながら過ごす。
それほど期待していなかっただけに得をした気分だが、自分一人で見るにはもったいない気もする。

7時前には下山し始め、9時過ぎには帰宅。
しばらく早朝登山にハマりそうである。
ところで新型デミオはすばらしいデキだと思う。
カッコいいしよく走るし、何より運転していて最高に楽しいぞ!

夜明け前の龍頭山
夜明け前の龍頭山 posted by (C)TN

駒ケ滝1
駒ケ滝1 posted by (C)TN

雲海1
雲海1 posted by (C)TN

前龍頭から見る雲海
前龍頭から見る雲海 posted by (C)TN

前龍頭から見る雲海4
前龍頭から見る雲海4 posted by (C)TN

最後の急な階段
最後の急な階段 posted by (C)TN

山頂から見る雲海2
山頂から見る雲海2 posted by (C)TN

龍頭山山頂
龍頭山山頂 posted by (C)TN

山頂から見る雲海3
山頂から見る雲海3 posted by (C)TN

新型デミオ
新型デミオ posted by (C)TN

2007年8月19日日曜日

恐羅漢山 (1346m)・砥石郷山・旧羅漢山

盆連休最終日に砥石郷山/恐羅漢山/旧羅漢山を縦走してきた。
メンツはミノさんとサクラギさんとの3人。
天候は晴れ時々曇り。
10時ちょうどくらいに牛小屋高原の登山口から取り付き、まずは夏焼峠経由砥石郷山を目指す。
遅い時間からの登山と言うこともありとにかく暑い。
その上、アブのような虫が終始まとわりついてきてうっとうしいことこの上なく、コンディションとしては最悪である。

通常ある取り付き直後の急な登りがなく、すぐに夏焼峠の看板が見え分岐を砥石郷山方向に進むと、やがて恐羅漢山が見える1166mピークにたどり着く。
そこからさらにアップダウンのある登山道を歩いて行くと、突然何もない砥石郷山山頂に到着する。眺望はほとんどない。
ここまでで持ってきた水1.5Lの1/3を消費してしまう。

風のないうだるような暑さの中、汗だくになりながら恐羅漢山を目指して元の道を戻り始めるがピッチがなかなか上がらない。
なぜかマムシがやたらと出没する。
12時半頃にようやく恐羅漢山山頂に着くと昼食もそこそこに旧羅漢山を目指す。
既に水は残り500ccを切っている。
旧羅漢山山頂に到着し、大岩の裏にある岩場によじ登るとそこから今日一番の眺望が望める。
しかも、いい風が吹いていて最高に気持ちがいい。
汗もすっかり引いたので帰途につく。

立山尾根分岐をスキー場方面に進み、一気に下るがこれが結構厳しかった。
下山を開始してすぐに全ての水を消費しピッチが極端に落ちる。
15時頃に登山口に戻った時にはビールより水が飲みたいと思った。

ミノさん、サクラギさん、暑い中お疲れ様でした。
暑かったですね~。
でも、年に一度くらいは汗だくの登山もいいかも知れませんね。
次はもうちょい早起きして行きましょう!
それとサクラギさん、恐羅漢山山頂で単独行の年配の方が持ってきたのはツルハシではなく、ピッケルなので覚えておいて下さいね!(笑)

1166mピークから望む恐羅漢山
1166mピークから望む恐羅漢山 posted by (C)TN

砥石郷山山頂
砥石郷山山頂 posted by (C)TN

恐羅漢山山頂
恐羅漢山山頂 posted by (C)TN

恐羅漢山山頂2
恐羅漢山山頂2 posted by (C)TN

恐羅漢山山頂からの眺望3
恐羅漢山山頂からの眺望3 posted by (C)TN

旧羅漢山山頂からの眺望2
旧羅漢山山頂からの眺望2 posted by (C)TN

旧羅漢山山頂からの眺望4
旧羅漢山山頂からの眺望4 posted by (C)TN

2007年8月18日土曜日

大鬼山 (1004m)

大鬼谷キャンプ場でキャンプした翌朝7時、雲一つない晴天の中大鬼山を目指して林道を歩き出す。
朝方は寒くて目が覚めたくらいなので歩き始めは肌寒かったが、そのうち体が温まってくると気持ちがいい。
林道とは言え途中落石や大木が倒れているところがあり車では移動不可である。

しばらく日陰の道を歩いていると、やがて視界が開け雲海が見えてきた。
登り続けていると次第に霧が引いていく様子がよくわかる。

そのうち展望のあるテレビ塔に着く。
この日は天気がいい上に、空気が澄んでいるのか景色が実にすばらしい。
大鬼山山頂(?)はすぐそこに見えるが、登山道が不明瞭で相当なヤブこぎをさせられそうなのであきらめ下山する。

今回は1,000mそこそこの山であったが、涼しく気持ちよく登れた。
夏の低山は早朝登山に限る。

雲海
雲海 posted by (C)TN

雲海2
雲海2 posted by (C)TN

テレビ塔からの景色
テレビ塔からの景色 posted by (C)TN

花
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2007年8月14日火曜日

三段峡

深入山でキャンプした翌日、三段峡に行ってみた。
キャンプ場から車で20分ほどの水梨口に停めて、二段滝を目指して川沿いを歩く。
天気は曇りで風が強く、アップダウンがあまりない遊歩道はわずかに汗ばむ程度で気持ちがいい。
澄んだグリーン色の川の深いところには、魚が泳いでいるのが上から見える。

猿飛からは有料の渡舟に乗って二段滝に向かう。
船で薄暗い岩壁に挟まれた川幅の狭い場所を抜けると突然二段滝に出る。
滝つぼは大きく、暑い日に泳いだら気持ちが良さそうだ。

三段峡は初めてであまり期待していなかったのだが、なかなかいいところである。
今度は、紅葉の季節にでも三段峡正面口から三段滝まで歩き通してみたい。
それにしても市内に戻ると暑いぞ!

IMG_0566
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猿飛1
猿飛1 posted by (C)TN

猿飛2
猿飛2 posted by (C)TN

二段滝
二段滝 posted by (C)TN

2007年8月5日日曜日

大山 (三鈷峰~1636mピーク)

あれだけ飲んで4時に起きれるはずもなく、7時頃になってようやく全員がそろい朝食をとる。
天候は快晴。
生乾きの靴下と濡れた登山靴を履き、8時前に三鈷峰に向けて出発する。
人気の山だけあって、これだけの早朝(?)にも関わらず大勢の登山客で賑わっている。

大神山寺までの石畳の参道をしばらく歩くと、ぶな林がうっそうとした谷筋の登山道に出る。
さらに進むと次第に傾斜がきつくなり、両手を使わないと登れない所も出てくる。
その時、登りが異様に速い熟年団体に後ろから追いまくられ、完全なオーバーペースとなり相当消耗した。
これが後々までひびいたような気がする。

やがて、急坂が落ち着くとともに視界が開け、樹間越しから大山北壁の見事な景色が見えるようになる。
ところどころ危険な箇所があるが、なんとか切り抜ける。
景色がとにかくすばらしい。
多数の木の根がむき出しになった歩きづらい場所を抜け、三鈷峰とユートピア避難小屋の中間の標柱のある稜線に出る。
そこから三鈷峰山頂を目指して進むと、最後の登りは断崖絶壁沿いで本当にシャレになっていない。
超ビビりながら山頂まで何とかよじ登る。
そこから見える、北の日本海と南にそびえ立つ大山北壁の景色は絶景そのものである。
大勢の登山客がいる中、カロリーメイトとアメの昼食を済ませ、ユートピア避難小屋を目指す。

避難小屋に到着すると、ここでミノさんが休憩宣言をするので、残りのメンバーで象ケ鼻経由、1636mピークに向けて登り出す。
足を踏み外したらヤバイ所を何ヶ所かかわしながら登っていると、ガスが出てきてあっと言う間に視界が悪くなってくる。
1636mピークまで来るとさすがに人もほとんどいない。
ガスで周りは真っ白なので、しばし休憩してから元の道をひき返す。
昨日に続きこの日も天候が変わりやすく、再び非難小屋に着く頃にはまた晴天に戻っていた。
大勢の人が休憩する中、大胆にも焼肉をしながらビールを飲んでいる年配の方がいるのには驚いた。
カロリーメイトしか食べていない自分にはこの上なくうまそうに見える。

避難小屋からさらに下り、途中からは砂すべりコースを取る。
一歩足を進めるたびは1mくらい滑り落ちる斜面は効率よく高度を下げられるが、相当脚に負担がかかるらしく、この後歩くスピードが極端に落ちた。
雲行きも怪しくなってくる。
棒になった脚を引きずるようにしてどうにかキャンプ場に戻ったのが3時頃なので、休憩時間を含めて7時間ほど山の中にいたことになる。
テント撤収の最中にまた大雨に降られるが、何とかぎりぎりで撤収を完了し、帰途につく。

今回は、蒜山での土砂降りの雨/温泉/キャンプ/大山の絶景、いずれをとっても最高に楽しく刺激的な山行であった。
また、年配の方々のバイタリティと体力には改めて驚かされ、まだまだ修行の足りなさを痛感させられた次第である。
ミノさん、サクラギさん、takさん、ganzさん、2日間いろいろとお世話になりました。
どうもありがとう!
是非また行きましょう!!

【大山北壁】


【三鈷峰/最後の登り】



【三鈷峰/下り1】


【三鈷峰/下り2】


【お花畑】



【崩落する登山道】


【象ケ鼻~ユートピア避難小屋~三鈷峰と続く稜線】



【砂すべり】

2007年8月4日土曜日

下蒜山 (1100m)

今回はミノさん、サクラギさん、takさん、ganzさんとの遠征である。
朝7時に集合し買い出しをすませ、蒜山高原に向かう。
あいにくの曇りの空模様の中、昼前に到着/昼食を済ませ、犬挟峠から下蒜山山頂を目指す。

事前に見た写真からなだらかな登山道をイメージしていたが、取り付きからいきなり急坂の連続だ。
鎖場など手を使わないと登れない所もあり、下りでは苦労することが予想される。
五合目あたりから緩やかなササ原となるが、ここに来て雨に降られる。
遠くから断続的に雷の音が聞こえ、ササ原の中を歩く最高身長の自分としてはどうするか一瞬迷うが、誰も引き返そうとする気配もないのでそのまま山頂を目指すことにする。
やがて雨も小降りとなり、7合目あたりの九十九折りを越えて、最後の鎖場の急坂を登る。
そして、山頂に到着する頃にはすっかり雨は止んでいた。
ガスの中うっすらと見える中蒜山/上蒜山を眺めながら、しばし休憩後下山し始める。

ところが下り七合目当りで再び雨に降られる。
今度のは突然の土砂降りでかっぱを着込む暇もなく、一瞬にしてずぶ濡れになってしまった。
全身濡れきってしまったし、夕立だからすぐ止むだろうとタカをくくり、かっぱは着ずザックカバーだけ装着して下山を続ける。
しかし、雨はますます強くなってきて、登山靴の中にまで雨水が入り込んできた。
五合目より下の急坂の登山道は、もはや滝のような状態である。
雨のしずくと水蒸気によるメガネの曇りで視界が極端に悪くなり、派手に2~3回すっころんでしまう。しかし、運よく怪我は全くしなかった。
ようやく登山口に戻った頃にはもう完全にヤケクソモード。
服を着た状態でここまでずぶ濡れになったのはおそらく小学生以来ではないか。
靴の中もぐちゃぐちゃだ。

あずまやで着替えて、即、蒜山温泉(川上村老人福祉センター)に向かう。
良心的な料金(250円!)の温泉に入り落ち着くが、外は相変わらずの大雨でこのままここに泊めてもらえないものかと真剣に考えてしまう。
やや小降りになったところで、不安を感じつつ今夜のキャンプ予定地である下山野営場に向かうと、幸いにも到着する頃には晴天となっていた。

テント設営後は、定番の山シャブの晩飯だ。
しゃぶしゃぶはうまいし、ビールや焼酎をたらふく飲んですっかりいい気分になる。
そして翌朝は4時起きで三鈷峰に登る約束をして寝袋に入り込む・・・