2009年7月18日土曜日

堂ヶ森 (1689m)~二ノ森 (1929m)

堂ヶ森愛大避難小屋1泊で、堂ヶ森~二ノ森を縦走してきた。
当初参加予定だったらganzさんが体調不良となりtakさんと2人である。
我ながら感心するのだが、女房子供をほっぱらかしてよく遊ぶものである。

【初日】
朝4時に広島を出て、しまなみ海道を走って保井野登山口に到着したのが7:30。
本当は少し楽な梅ヶ市から登りたかったのだが、アクセスが悪いとのtakさんの一言でこっちになったのである。
堂ヶ森山頂まで単純標高差は約1,100m。
これを避難小屋泊の道具一式が入った10数kgのザックを背負って登りだす。
最初、樹林帯の登山道は事前調査通りきつい登り一辺倒である。
スイッチバックが終わると空池に到着し、汗だくになりながらさらに急登を登り続けると稜線に出る。
すると一気に展望が開けすばらしい眺望となり、涼しい風が吹いて気持ちがいい。
こんなにいい天気に恵まれたのは何ヶ月ぶりだろうか。
ここのところ、ことごとく天候にふられ続けているので、期待しないようにしたのが良かったのかも知れない。

11時過ぎに堂ヶ森山頂に着く。
しばらく展望を眺めてから、少し下ったところにある避難小屋に向かう。
まだ、木の香りがする真新しい避難小屋に重たい荷物をデポ、雨具や行動食などをサブザックに移し、簡単な昼食を済ませて二ノ森に向かう。
相変わらずすばらしい眺望に見とれながら、ゆっくり歩いているうちに二ノ森山頂に到着する。

山頂で石鎚山に続く絶景に浸っていると、石鎚方面からバカでかいザックを背負って登って来られる方と出会う。
声をかけると同じ愛大堂ヶ森小屋泊予定だという。
takさんがビールがあるなら先に戻って水場で冷やしておくことを申し出ると、500cc缶が3本を手渡される。
これが縁となってこの夜は大宴会に呼ばれることになる。

鞍瀬ノ頭経由で避難小屋に戻ったのが15時。
寝床のセッティングして、ビールを飲んでいると続々と先ほど話をした団体が到着してくる。
男性3人と女性2人の5人組の後、さらに女性2人組が続き我々を入れて総勢9名が宿泊することがわかった。
ここから宴会が始まるのだが、巨大なザックから出てきたクーラーボックスの中身がすごい。
自ら釣ったと言うイカとタコの刺身に始まり、生野菜/ゲソのバター焼き/すき焼き/そうめん/ミョウガとスイカの皮の漬物、さらに手作りアップルパイと続く。
刺身にはツマが、そうめんには錦糸卵とシソ/シイタケの千切り付きである。
山の中でこれだけ豪勢な食事を目の当たりするのは初めてである。
うまくない訳がない。
土佐から来られたという気前のよいこの集団にすっかりご馳走になってしまった。
極めつけは山崎(ウィスキー)のボトルが丸1本。
「ハシケン」とかいう土佐地方のゲームをしてこれも飲み干してしまう・・・

何時だったか覚えていないが、暗くなってから宴会はお開きとなり小屋に入る。
すさまじいイビキと歯ぎしりにはまいったが、あれだけ体を動かして酒を飲みあげれば寝られるのである。

保井野登山口
保井野登山口 posted by (C)TN

樹林帯
樹林帯 posted by (C)TN

稜線に出る
稜線に出る posted by (C)TN

ササユリ
ササユリ posted by (C)TN

堂ヶ森山頂
堂ヶ森山頂 posted by (C)TN

堂ヶ森から伸びる稜線
堂ヶ森から伸びる稜線 posted by (C)TN

白骨林
白骨林 posted by (C)TN

堂ヶ森愛大小屋
堂ヶ森愛大小屋 posted by (C)TN

白骨林2
白骨林2 posted by (C)TN

二ノ森へ続く稜線とtakさん
二ノ森へ続く稜線とtakさん posted by (C)TN

二ノ森登り途中2
二ノ森登り途中2 posted by (C)TN

二ノ森登り途中3
二ノ森登り途中3 posted by (C)TN

二ノ森山頂
二ノ森山頂 posted by (C)TN

二ノ森山頂から望む石鎚山
二ノ森山頂から望む石鎚山 posted by (C)TN

二ノ森山頂からの眺望
二ノ森山頂からの眺望 posted by (C)TN

舞い上がるガス
舞い上がるガス posted by (C)TN

先行するtakさん
先行するtakさん posted by (C)TN

宴会の始まり
宴会の始まり posted by (C)TN

イカとタコの刺身
イカとタコの刺身 posted by (C)TN

すき焼き
すき焼き posted by (C)TN

そうめん
そうめん posted by (C)TN

ゲソのバター焼き
ゲソのバター焼き posted by (C)TN

山崎
山崎 posted by (C)TN

日暮れ前
日暮れ前 posted by (C)TN


【2日目】
翌朝6時前に頭が痛くて目が覚める。
外に出ると霧で何も見えない。
簡単な朝食を済ませ、この日は愛大石鎚避難小屋泊で宴会予定の土佐の方々に4分の3ほど余った焼酎を進呈した。
ちなみに、今夜の食事は土佐牛のステーキらしい。(笑)
気が利くtakさんは山崎の空き瓶を持って行くことを、自分も多少ゴミを持って下山することを申し出て、丁重にお礼をしてから出発する。
いつか、どこかで恩返しをしたいものである。

この日は風が強く、ガスが晴れたり再び何も見えなくなったりする不思議な天候であった。
ただ、それも保井野分岐までで、樹林帯に入ると息が詰まりそうな蒸し暑さの中をひたすら下り続けるしかない。
下山して温泉で汗を流しうどんを食って帰途につく。

それにしても楽しい2日間であった。
これだから山は止められない!

ガスの中の小屋
ガスの中の小屋 posted by (C)TN

ガスの堂ヶ森
ガスの堂ヶ森 posted by (C)TN

晴れてくるガス
晴れてくるガス posted by (C)TN

強い風
強い風 posted by (C)TN

ガスの合間に見えるダム湖
ガスの合間に見えるダム湖 posted by (C)TN

一瞬見えた青空
一瞬見えた青空 posted by (C)TN

2009年7月5日日曜日

宮島弥山 (535m)

職場の仲間、takさん、ミノさんの友人の混成グループ総勢9名で、初めて宮島の弥山に登ってきた。
朝8時前にJRの宮島口で集合し、宮島までフェリーで移動。
曇り空の下を登り始めると、海に近い低山だけあってさすがに暑い。
それに結構急登が続く山でかなりの汗をかく。

大きな岩が連なる山頂でしばらくゆっくりして12時前に下山。
「杜の宿」で汗を流し一息ついていると、なんと今回初参加のカメイ氏が保冷バッグに保冷剤と一緒に缶ビールと缶焼酎を計7本(+焼酎を瓶で1本)を持参していることが発覚!
よくぞそれだけ担いで山に登ったものである。
勧められ遠慮なく頂くと冷え切ったビールが実にうまかった。
なかなか気の効く男である。

そして、近くの無料休憩所でこの日のメインイベントである宴会を始める。
宴会場に着くなりおびただしい量のつまみ類が各自のザックから出てくる出てくる。
酒は日本酒が少なくとも一升、焼酎2L、ワイン2本、ウィスキーの小瓶1本ある。
さらに、ビールを10本ほど買い足してさっそく飲み始める。

宴会は5時前まで続き、フェリーに乗ってちゃんと(?)帰ったらしいが記憶が定かでない。
翌朝起きるとなぜか枕元に木刀がある。
どうも帰りに土産物屋で買ったらしい・・・

皆さん、懲りずにまた行きましょう!

登り途中
登り途中 posted by (C)TN

山頂からの眺望
山頂からの眺望 posted by (C)TN

山頂2
山頂2 posted by (C)TN

山頂3
山頂3 posted by (C)TN

無料休憩所
無料休憩所 posted by (C)TN

宴会の始まり
宴会の始まり posted by (C)TN

宴会2
宴会2 posted by (C)TN

全体写真2
全体写真2 posted by (C)TN