2008年1月27日日曜日

臥龍山 (1223m)

平日に相当雪が降っているはずなので、積雪に期待して臥龍山に行ってきた。
晴れ時々曇り。
メンツはミノさんとサクラギさんの3人。
戸河内ICで高速を降りて山に向かって走っているとぼちぼちと雪が見えはじめ、予想通り路肩にかなりの雪がある。
登山口近くの駐車場が積雪で入れないので、路肩に車を停めて登り始める。

取り付きから雪は相当深いが、先行する登山者のワカンの跡を追って登る。
登っているうちにますます雪は深くなり、ワカン跡でも膝まで足が潜りだす。
そうこうしているうちに先行する二人組みに追いついてしまった。
後方でしばし先方が進むのを待つが、歩き出す気配がないので仕方なく追い抜いて行く。

雪が深くてここまで来るのに既にかなりの時間を食っている。
しかし、実はここからが本当に大変だったのだ。
時々腰近くまで潜る雪の中を、つぼ足でラッセルしながら登るのがこんなにしんどいものだとは知らなかった。
新雪でトレースがないので赤いテープを頼りに汗だくになりながら進む。
こりゃちょっとヤバイぞと思いつつ、山頂手前の展望地がもう少しの所にあることはわかっていたし、天気もいいのでそのまま登り続ける。
高度が上がってくるにつれて木は氷で覆われ白銀の世界となってゆく。
すごい景色である。

途中で先頭をミノさんに交代してもらい苦労してようやく展望地に到着すると、すばらしい眺望が待ち受けていた。
しばらく景色を眺めていると、登り慣れてそうなヒゲのじーさんをリーダーとした20人近い団体が登ってきた。
登山ツアーだろうか?
全員ワカンをしているようだ。

展望地を譲り、山頂間際の岩場で昼食を取りながら団体が通り過ぎるのを待つ。
あの団体が通った後なら、かなり歩きやすいはずだと見ての事である。
作戦通り後を追って山頂に向かうと、これまでの苦労がウソのようであった。
出発時間を1時間早まったか。
しかし約1名、あれだけの数のワカンで踏み固めた後ですら、なぜか膝まで潜って苦労していた。(笑)

山頂を確認し、そそくさと下山にかかる。
当初考えていた千町方面への縦走はあきらめて登ってきた道を引き返す。
下りは踏み固められている上に、雪のクッションで実に楽である。

結局この日は往復わずか5kmに5時間近くかかった。
明日は久しぶりに筋肉痛になりそうである。
それにしてもすごい景色だったな・・・

スキー跡を歩く
スキー跡を歩く posted by (C)TN

ミノさんとサクラギさん
ミノさんとサクラギさん posted by (C)TN

登山道2
登山道2 posted by (C)TN

氷に覆われた木々
氷に覆われた木々 posted by (C)TN

凍った木と青空
凍った木と青空 posted by (C)TN

白銀の世界
白銀の世界 posted by (C)TN

ラッセルするミノさん
ラッセルするミノさん posted by (C)TN

雪に埋もれて起き上がれないサクラギさん
雪に埋もれて起き上がれないサクラギさん posted by (C)TN

展望地からの眺望
展望地からの眺望 posted by (C)TN

ミノさんと自分
ミノさんと自分 posted by (C)TN

山頂途中の岩場からの眺望
山頂途中の岩場からの眺望 posted by (C)TN

山頂途中の岩場からの眺望2
山頂途中の岩場からの眺望2 posted by (C)TN

白銀の世界2
白銀の世界2 posted by (C)TN

2008年1月20日日曜日

深入山 (1153m)

降水確率70%オーバーの予報の中、takさんと深入山に行って来た。
ミノさんも来る予定だったのだが、悪天候に恐れをなしたか前日になって突然参加不可との連絡が入り、2人となったものである。(笑)

広島北インターに向かって走っているうちに予想通り雨が雪となり、高速道路はチェーン規制となっている。
年末にスタッドレスに履き替え済みのtakさんのMPVで迷わず高速に乗る。
深入山南登山口に到着すると1台の車も停まっていない。
雪が降る中、手早く準備を済ませ早速山に取り付く。
(ちなみにこの日は結局誰にも会わなかった・・・)

最初は雪が少なかったものの、登るに連れて雪は深くなって行く。
降雪はどんどん激しくなるが気温はそれほど低くないようで、登っている最中は暑くて途中でフリースを脱ぐ。
しかし山頂付近まで登るとかなりの積雪があり、目をあけていられない横殴りの吹雪のような状態であった。
じっとしているとみるみる体温が下がっていくのがわかる。
さすがに寒く眺望もまったくないので、林間コースを下ることにする。
下りの登山道はやや北に面しているからか積雪がさらに多く、takさんのスノーシューがここから活躍する。
途中使わせてもらったけど、これはいいな。
雪を踏み抜いてしまう心配がなくなり、快適に雪の上を歩くことができる。
どんなに深い雪の中でも歩けそうだ。
欲しいぞ・・・

無事下山し、いこいの村温泉に入ろうとした時、冷え切っていた足のつま先が突然両方同時に攣ってあせった。
湯船につかって暖めるとすぐに治まったが、次回からつま先の防寒対策は考えておかないといけない。

takさん、お世話になりました。
展望はなかったけど、トレースのない新雪を歩くのは本当に楽しいね。
また近いうち行きましょう!

スノーシューで登るtak氏
スノーシューで登るtak氏 posted by (C)TN

雪に覆われた登山道
雪に覆われた登山道 posted by (C)TN

凍った草
凍った草 posted by (C)TN

山頂手前
山頂手前 posted by (C)TN

深入山山頂2
深入山山頂2 posted by (C)TN

凍った木
凍った木 posted by (C)TN

林間コースを下るtak氏
林間コースを下るtak氏 posted by (C)TN

林間コース
林間コース posted by (C)TN

貸してもらったスノーシュー
貸してもらったスノーシュー posted by (C)TN

下山途中の景色2
下山途中の景色2 posted by (C)TN

2008年1月2日水曜日

白木山 (890m)

年末年始にかなりの降雪があったので、雪を期待して白木山に行ってきた。
近場ではあるが、訓練登山で有名な登り応えのある山である。
当然の単独行。
登山口に朝7時過ぎに到着すると、既に2台の車が停まっている。
それどころか、その日は山中で通算10人以上の人と出会った。
正月早々から同じようなことを考えている人がこれだけいることに驚く。

登山口には雪はなかったが、2合目あたりから期待通り積雪があり登るにつれて深くなってゆく。
5合目で視界が開けると真っ白に雪化粧した白木山が山頂まで望める。
天気が最高で、青い空と白い雪のコントラストが実に美しい。

そこからの急登をあえぎながら登り、9時頃に山頂に到着すると積雪は50~60cmはあっただろうか。
ガスが出て展望が利かない方面もあったものの、すばらしい雪景色を堪能できた。
まさに至福の一時である・・・

午後から用事があったので急いで下山し11時過ぎには帰宅。
それにしてもやはり雪山は楽しい。
あー、おもしろかった!

登山道
登山道 posted by (C)TN

登山道2
登山道2 posted by (C)TN

雪に覆われた木
雪に覆われた木 posted by (C)TN

五合目からの景色
五合目からの景色 posted by (C)TN

五合目から望む白木山山頂
五合目から望む白木山山頂 posted by (C)TN

白木山山頂
白木山山頂 posted by (C)TN

山頂からの眺望
山頂からの眺望 posted by (C)TN

山頂からの眺望2
山頂からの眺望2 posted by (C)TN

避難小屋
ガスが出た山頂避難小屋方面 posted by (C)TN

山頂付近
山頂付近 posted by (C)TN

下山途中
下山途中 posted by (C)TN