2012年8月16日木曜日

Mount Whitney

Mount Whitneyの標高4418mはアラスカを除く米国本土最高峰で、こっちに来る前からずっと気になっていた山である。
毎年2月の応募と4月の抽選で決まる入山人数制限は1日100人。
職場の友人(David Dildy)が近所の仲間とほぼ毎年挑戦していて、今年はまとめて確保したPermitに余裕があり、Ishida氏と一緒に参加させてもらうことになった。

標高2500m弱地点にあるTrailheadであるWhitney Portalから山頂までの単純標高差約2000m、往復35kmは本来であれば道中1泊するのが普通だと思うのだが、なんせPermitは1日しかない。
ガイドブックには標準タイムは15時間とあるものの、かなりの不安を感じつつ前日夕方にTrailheadに最も近い町であるLone Pine入りする。

他のメンバー7名と合流し、夕方に偵察がてら30分ほどTrailheadを歩き下山してくる登山者に山の様子を確認し、食事をしてから21時には就寝。
(ちなみにこのメンバーの体力は尋常ではなく、自分らとは力量が恐ろしく違うことは後で知ることになる。。)

翌朝3時前に起床し他のメンバーよりも早い4時から登り始める。
気温は10度前後でやや肌寒いが登りにはちょうどよく、1時間も歩かないうちにTシャツ1枚になる。
6時過ぎにMirror Lakeキャンプ場に到着するあたりで後発の本隊に追い抜かれ、もう一つさらに標高の高い場所にあるキャンプ場に到着したのが9時半前。
ここまでどういうわけかえらく体調が悪かったのが、ここあたりで高度に慣れてきたのかようやく落ち着いてくる。
その後これでもかというくらい続くスイッチバックにうんざりしながら、山脈の逆サイが見れるTrail Crestに到着したのが12時半。
すれ違う登山者からTrail Crestから山頂まで往復4時間以上かかると聞いてどうするか迷うが、体調もいいのでそのまま進むことするが、結果的には間違った判断だったことはあとで判明する。

山頂に到着したのは15時前。
技術的に困難な個所はなかったが、とにかく長く緩やかな登山道が延々と続く辛抱の道のりであった。
登り始めて11時間かかったことになるわけだが、まだ復路17km強が残っている。
下山途中に道に迷ったのは完全な誤算でそれで2時間ほどロス。
20時半には完全に日没となり、真っ暗の山道を約1時間半かけて23時ジャストにTrailheadに戻った。
歩き始めと終わりいずれもヘッドライトを使ったのは初めてである。

捜索願いなんかを出されたりしていたら大変だと思いながら最後のあたり相当急いで歩いたのだが、他のメンバーは18時くらいには下山してのん気に酒を飲んでとっとの寝込んでいた。
山頂も踏めたし結果オーライだけどちょっと反省。。

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