2007年12月27日木曜日

三倉岳 (702m)

今回は初日キャンプし、翌朝早く起きて三倉岳山頂でご来光を見る計画であった。
メンツはミノさん、ganzさんとの3人。
昼過ぎに大町で待ち合わせ、買出しをしてから三倉岳キャンプ場に向かう。
3時過ぎに誰もいないキャンプ場に到着し、テント設営が完了すると他にすることもなくなってしまった。
飲み始めるには早いし、翌日の降水確率が80%の予報なので、その日のうちに行ける所まで行ってみることする。

この時既に4時前であり、日没まで時間がないので最初からピッチを上げていく。
Bコース登山口から比較的緩やかな道を登っていくと、次第に急登となってくる。
しかも12月末だと言うのにかなり気温が高く、久しぶりにお大汗をかく。
しばらく歩くと胴乱岩があり、そこでひと息ついてから先を急ぐ。
やがて上ノ岳と中ノ岳の鞍部に到着する。
まず上ノ岳に登り、鞍部に引き返してから鎖場のある中ノ岳に登る。
中ノ岳山頂からの眺望は曇りながらもなかなかのものである。

ここでタイムリミットとしていた5時となったので下山にかかるが、途中で日没となりヘッドランプを装着・点灯する。
そして真っ暗の中、急勾配の石段の道をひたすら下り続ける。
一人だったらとても無理だろうな・・・

無事キャンプ場に戻り、定番のしゃぶしゃぶをはじめる。
当然のことながら、キャンプしているのは我々3人組以外は皆無である。
しこたま飲んでテントで寝ていると、夜中から予報通り雨が降ってきた。
しかも、気がつくと雨水が中に浸水しているではないか!
誰かがテントの入り口を開けっ放したまま寝込んでしまったらしい。
ミノさんと自分のシュラフが水浸しになっていたが、お互い酔っ払っているものだからあまり気にせず再び眠りこける。
翌朝9時ごろに起きるとまだ雨が降り続けていた。
テント内で朝食の雑煮を済ませ、雨の中撤収し帰途に着く・・・

ミノさん、ganzさん、お疲れ様でした。
初日に無理して登っておいて良かったですねー。
1年を締めくくる楽しいキャンプ/登山でした!
また来年もよろしくお願いします!!

三倉岳
三倉岳 posted by (C)TN

胴乱岩
胴乱岩 posted by (C)TN

胴乱岩2
胴乱岩2 posted by (C)TN

鎖場
鎖場 posted by (C)TN

山頂からの景色
山頂からの景色 posted by (C)TN

山頂からの景色2
山頂からの景色2 posted by (C)TN

ganzさん
ganzさん posted by (C)TN

ヘッドライト
下山途中 posted by (C)TN

2007年12月23日日曜日

吉和冠山 (1339m)

この週末は中国山地にまとまった積雪があるとの連絡がtakさんから入り、二人で吉和冠山に行くことになった。
待ちに待った雪山を楽しみにしていたのだが、朝起きてみると気温は高いし雨で地面が濡れている。
大丈夫かよと思いながら、takさんの車に乗り込んで冠山を目指す。
秘密兵器があると言うから聞いてみると、ボーナスでなんとJET BOILを買ったと言うではないか!
スゲー!
これは使ってみなければと、行きしにカップラーメンを買って行く。

登山口までの道中はもちろん、取り付きまで行っても全く雪の気配はない。
驚くほど暖かい上に、雲行きもあやしい。
昨日までの雨露で濡れそうなのでカッパの上下を着込んで登山道を歩き出す。
そして、沢筋の登山道を歩いているうちにシトシトと雨が降ってきた。
こりゃいよいよ今日はダメだなとあきらめつつ登っていると、残雪がちらほら見え始める。
そして高度が上がるに連れて雪が深まってくるではないか!
登るほどに増えてくる雪にだんだんテンションも上がってくる。
やはり雪の上を歩くのは楽しい。

ようやく山頂に到着するもあいにく視界ゼロの上さすがに寒い。
しかし、気を直してJET BOILのセッティングにかかる。
熱交換機を備え、250ccの水を100秒で沸騰すると言われるシロモノである。
雪の上にガス缶をおいての使用のため、今回は必ずしも100%の性能を発揮できなかったもののさすがに早い。
何より関心したのはコッヘルの中にバーナー機器、ガス缶他全てのものがコンパクトに収納できる点である。
熱効率が高いからガス缶も小さくてすむ。
これはいいと思う。

山頂で妙に本格装備(1人はプラスチックブーツを履いていた!)の4人組と出会う。
一言二言言葉を交わし下山し、潮原温泉に直行する。
冷え切った体に温泉が染み渡る・・・
極楽である。。

雪山は楽しい。
人には、とんでもなく寒い中、雪が積もった山の中を徘徊していったい何がおもろしいのかと言われる。
木の葉が落ちて見通しがいいとか、湿度が低くて遠くまで視界が効くとか、雪で音が吸収され静かだとか、いろいろとそれっぽく語れるけど、どこか本質を捕らえていないようでいつもうまく説明できない。
でも、理屈抜きでおもしろいのだ。
降雪が本格化する来月以降が本当に楽しみである!

次第に増えてくる積雪
次第に増えてくる雪 posted by (C)TN

雪に覆われた登山道
雪に覆われた登山道 posted by (C)TN

雪に覆われた登山道と自分
雪に覆われた登山道 posted by (C)TN

吉和冠山山頂
吉和冠山山頂 posted by (C)TN

JET BOIL
JET BOIL posted by (C)TN

IMG_1037.jpg
IMG_1037.jpg posted by (C)TN

ローソク岩からの景色2
ローソク岩からの景色2 posted by (C)TN

ローソク岩からの望むクルソン仏岩と冠山
ローソク岩からの望むクルソン仏岩と冠山 posted by (C)TN