【初日】
以前から計画していた九重連山へ行ってきた。
朝4時前にミノさんと合流し高速道路で大分に向かう。
9時過ぎに登山口のある長者原に到着、9時半には幕営予定地の坊ガツルを目指して10数キロのザックを担いで歩き出す。
幸いにも天気は最高でゆっくり歩いていても汗ばむ陽気である。
約2時間かけて現地に到着。
坊ガツルは四方九重連山に囲まれた、きれいな水場があるすばらしいキャンプ場である。(ちなみにここの水はうまかった。)
早速、我が親友Ericから借りているREIのテントを設営。
2.5kgとやや重く収納時にかさばるのが難だが、設営は簡単で5分かからず完了。
また、日本の小型山岳用テントよりもサイズ的に若干大きく、大男2人寝ても結構余裕がある。
簡単に昼食を済ませ、重たい荷物はテント内にデポし、12時過ぎに大船山に登り始める。
ガレガレの登山道は急なことに加え浮石だらけで歩きにくい。
まともな登山靴じゃないと相当きついと思う。
しかも、ちょうど顔の高さにミヤマキリシマのブッシュが覆いかぶさっていてうっとうしくて仕方がない。
気温が上がり大汗をかきながら14時過ぎにようやく山頂にたどり着くと胸がすくような絶景である。
正面に三俣山や中岳、そしてその間の硫黄山からは絶え間なく煙が噴出しているのが見える。
この日は平治岳も行く予定であったが、水が切れてしまったことと坊ガツルに戻るのがかなり遅くなりそうなので下山することにする。
16時頃にキャンプ場に戻り、そこから歩いて10分の法華院温泉に向かう。
目的は九州最高地点にある温泉もさることながら、冷えたビールを購入することにある。
到着するなりチェックを入れると、ビール500ccが400円と山中では破格の安値で売っているではないか!
硫黄の匂いがする温泉にゆっくり浸かり、出るなり待望のビールにありつく。
言うまでもなくこの状況で飲むビールは激ウマである。
この瞬間のために山をやっていると言っても過言ではない。
もう1本買ってキャンプ場に戻り、本格的に宴会を始める。
平日夜だけに、他のキャンプ客は少なく静かである。
山で飲みながら暮れなずむ様子を眺めるのは最高の気分である。
ただ、急激に気温が下がってくるのがわかる。
途中から温泉で話をした方と一緒になった。
去年の夏から山を始め、すっかりハマってもう何度も来られているとのこと。
今回は単独で2泊の予定だそうだ。
翌日の予定を決めるに当って、いろいろと貴重を情報を教えて頂いた。
9時頃、焼酎が切れ宴会は終了。
Tシャツの上に長袖シャツを2枚とフリースを重ね着しても寒いので、その上にさらにレインウェアを着込んでシュラフにもぐり込む。
長者原から望む九重連山 posted by
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長者原の木道を進む自分 posted by
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坊ガツルを望む posted by
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坊ガツル posted by
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大船山 登山道 posted by
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大船山山頂を望む posted by
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大船山山頂近くから望む三俣山 posted by
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大船山山頂 posted by
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大船山山頂のミノさん posted by
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大船山山頂近くから望む米窪 posted by
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坊ガツルから望む大船山 posted by
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法華院温泉 posted by
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EJ's REI Half Dome Tent posted by
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坊ガツルで迎える夕暮れ posted by
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シュラフの中のミノさん posted by
(C)TN【2日目】
夜中にあまりの寒さに目が覚める。
外に出てみると、満天の星が美しい。
テントに戻り再び寝ようとするが寒くて眠れず、うつらうつらした状態で朝方までシュラフの中で過ごす。
5時に起きる決心をし、外に出ようとフライを開くと結露した氷が剥がれ落ちてくる。
気温計を見てみたら氷点下4度である。
寒いわけである。
前夜冷え込む中、調子に乗ってストーブを使い過ぎてガスが切れていた。
予備のガス缶は持ってきていない。
仕方なくカロリーメイトを2本食べて、久住山に向かって歩き出す。
歩き始めは寒くて手がかじかむくらいであったが、登りになると体が温まってくる。
右手に硫黄山を見ながら歩ける北千里ヶ浜辺りの荒涼とした登山道は、これまで見たことがない景観である。
前日に続き天気はドピーカンである。
この日は久住山(1787m)→星生崎→天狗ヶ城(1780m)→中岳(1791m)を縦走。
そして坊ガツルに戻りテントを撤収して、車を停めてある長者原に戻った。
どこの景色もすばらしく、スケールの大きい山岳風景を楽しむことができた。
最後に全ての荷物を担いで坊ガツルから長者原に戻る時はきつかったが。。
長者原に着いたのが14時半。
その頃になって2人ともすごく日焼けしていたことに気がついた。
それにここまでカロリーメイト4本しか食べてないのでさすがに腹がへっていた。
駐車場近くのレストランでかなりボリュームのある「だんご汁定食」を軽く平らげ、2階にある温泉に浸かって帰途に着く。
片道400km強の道のりを交代しながら運転し広島に着いたのが20時半。
実に楽しい2日間であった。
ミノさん、ありがとうございました。
焼酎900ccは全然足りませんでしたが、おかげで朝早く起きれてよかったですよね。(笑)
次、行く時は最低2泊はしたいですね!
Eric, your tent worked perfectly under minus 4 degrees (Celsius).
I initially thought the tent is a bit bulky, but for a tall guy like me, it was just right size!
Thanks!!
久住山への登山途中 posted by
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北千里ヶ浜 posted by
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北千里ヶ浜を歩くミノさん posted by
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硫黄山と自分 posted by
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岩場を登るミノさん posted by
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久住山へ向かうミノさん posted by
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久住山山頂手前 posted by
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久住山山頂手前2 posted by
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久住山山頂からの望む阿蘇山群 posted by
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久住山山頂 posted by
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久住山山頂と自分 posted by
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天狗ヶ城登山途中に望む御池 posted by
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天狗ヶ城山頂 posted by
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天狗ヶ城山頂から望む硫黄山の噴火口 posted by
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天狗ヶ城からの岩場を下るミノさん2 posted by
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中岳山頂 posted by
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