2009年6月20日土曜日

剣山 (1954m)~三嶺 (1893m)

剣山~三嶺を避難小屋1泊で縦走してきた。
三嶺側からtakさんとやまさん、剣山側からはミノさんと自分がクロス縦走し、途中にある避難小屋で宴会をやる計画である。
前日の天気予報は土曜が曇り、日曜は曇り時々雨と非常に微妙であったが決行することにしたのであった。

【初日】
広島を朝4時に出る頃は星がきれいに見えていた。
しかし、四国に入る頃から段々と雲行きが怪しくなってきて、登山口の見ノ越に9時過ぎに着くとざーざー降りの雨である。
普段ならこんな日に山に入らないのだが、ここまで来てしまったからには後にも引けず、最初からカッパを着込んで最初のピークである剣山に登り始める。
雨の中とは言え、10数キロあるザックを担いで登ると暑くなってくる。
ガスで視界はせいぜい20~30mくらいである。

山頂に着くと暴風雨となっていて一転して寒い。
カッパのフード越しに頬に当たる横殴りの雨が痛いくらいである。
そこからの稜線歩きはずっとこの状態が続くのだが、でかい荷物を背負っているとまるで酔っ払いの千鳥足状態でまっすぐ歩けない。
あとでミノさんのストックを1本借りると断然歩きやすくなった。
(その後ストックをひん曲げてしまってすみません。。)

ジロウギュウ(1929m)で道を間違えたりしながら丸石山頂(1684m)経由、丸石小屋についたのが14:30。
ここからがきつかった。
高ノ瀬(1741m)、石立山(1734m)、他いくつかのピークをアップダウンしながら縦走し、ヘロヘロになりながら集合予定地の白髪避難小屋に着いたのが18時。
結局8時間以上雨の山中を歩き続け疲労困憊した。

しかし、着替えて酒を飲みは始めると不思議なもので復活する。
酒は全員が十分過ぎるほど担ぎ上げているので切らす心配はない。
冷え切った体に焼酎の湯割りがやたらとうまく感じられ、再びヘベレケになるまで飲んで21時過ぎにシュラフに入って眠りこけたのであった。
(2日目に続く)

剣山山頂とミノさん
剣山山頂とミノさん posted by (C)TN

剣山山頂
剣山山頂 posted by (C)TN

剣山からジロウギュウへの従走路
剣山からジロウギュウへの従走路 posted by (C)TN

ジロウギュウ山頂
ジロウギュウ山頂 posted by (C)TN

丸石山頂
丸石山頂 posted by (C)TN

白髪避難小屋内
白髪避難小屋内 posted by (C)TN

白髪避難小屋内2
白髪避難小屋内2 posted by (C)TN


【2日目】
夜は暖かくて朝方までぐっすり眠れた。
避難小屋は思いのほか快適である。
ただ、飲み過ぎでやや頭が痛い。
完全にあきらめていたのだが、外に出てみると相変わらずガスってるものの驚くことに雨が止んでいる。
しかし、いつまた雨が降ってくるかわからにような天候なので、全員で一番近い三嶺経由で下山することにした。
takさん、やまさんは前日歩いてきた道をピストンする形となる。
雨が降ったり止んだりする中をカヤハゲ(1720m)経由で三嶺まで行くと、奇跡的に景色を楽しめることができた。
そこから名頃まで約1000mの標高差を一気に下る。

結果的には剣山~三嶺を完全縦走できたが、初日は最悪遭難してもおかしくないようなシチュエーションもあった。
悪天候だったとは言え、要は重たいザックを担いで山中25kmを余裕を持って歩き通せるだけの脚力を持ち合わせていないということである。
今後はもう少し無理のない山行計画とするとともに、大荷物の時は必ずストックを持って行こうと思う。
でも、飲み会は最高に楽しかったので、宴会登山はまたやりたい!

白髪避難小屋
白髪避難小屋 posted by (C)TN

舞い上がってくるガス
舞い上がってくるガス posted by (C)TN

ヤマさんとtakさん
ヤマさんとtakさん posted by (C)TN

姿を見せた三嶺
姿を見せた三嶺 posted by (C)TN

鎖場を登るtakさん
鎖場を登るtakさん posted by (C)TN

岩場を登るミノさんと自分
岩場を登るミノさんと自分 posted by (C)TN

三嶺を望む
三嶺を望む posted by (C)TN

三嶺山頂直下
三嶺山頂直下 posted by (C)TN

三嶺山頂
三嶺山頂 posted by (C)TN

絶壁の上のtakさん
絶壁の上のtakさん posted by (C)TN

同じ岩場にて
同じ岩場にて posted by (C)TN

三嶺ヒュッテ
三嶺ヒュッテ posted by (C)TN

下りの景色
下りの景色 posted by (C)TN

歩き通した稜線を望む
歩き通した稜線を望む posted by (C)TN

9 件のコメント:

やま さんのコメント...

こんばんは
25kmの縦走、お疲れ様でした。
避難小屋の宴会、楽しかったです。ありがとうございました。
剣山、ジロウギュウ、丸石、高ノ瀬、石立山・・・、このアップダウンはただものじゃありませんね。縦走のアップダウンは精神的にもつらいものがあり私は苦手です。
2日目の三嶺の天気はほんと奇跡に近いものがありますね。避難小屋を出る時「もしかしたら・・」と思ってましたが本当に三嶺の姿が見れるとは・・感動しました。
次回の宴会を楽しみにしております。
写真、まだうまくtakさんに送信できてません。すみません。

匿名 さんのコメント...

追伸
メールで写真送信できなかったので一時的に下記ブログに貼り付けました。
http://blogs.yahoo.co.jp/shigemasarumi951
minoさんのブログにコメントを登録しようとしましたがこれまた出来ませんでした。

TN さんのコメント...

やまさん、さっそく投稿ありがとうございます。
そして、写真をありがとうございました。
ほんと、楽しかったですね~。
宴会はまだまだ話がつきない感じで、寝るのがもったいなかったです。(みんな寝る体制だったのに無理やりつき合わせてすみません・・・)
そして、山で飲む酒はうまい・・・
何でなんですかね。
是非また一緒に行きましょう。
その時を楽しみにしていますよ!

修行僧 さんのコメント...

TNさん、今晩は。オジャマします!
6月20日の四国・剣山々系は雨でしたか!
重いザックを担いでの雨中の山行、その心中お察しします。お疲れ様でした。
でもその労苦が報われたのが、小屋での楽しい酒盛り&語らい、それに翌日の突如開けた眺望だったのでしょうね!!
写真で拝見すると気持ちの良さそうな避難小屋ですね。
私達もいつか行ってみたくなりました。
TNさん達もまた天気が良い時に再チャレンジでしょうか。

TN さんのコメント...

修行僧さん、こんにちは。
投稿ありがとうございます!
今回はちょっと無理をしました。
何事も余裕を持ってほどほどがいいですよね。
避難小屋はとてもよかったですよ。
ほんとおすすめです。
四国はきれいな避難小屋が多いらしいので、これからもいろいろと行ってみようと思っています。
剣山~三嶺はまた天気のよい時にチャレンジしたいと思っています。
が、もうちょい体を鍛えてからの方がよさそうです。(笑)

tak さんのコメント...

TNさん、こんばんは~
剣山はお疲れ様でした。何だかほんと思い出深い山行でしたね。宴会はとっても楽しかったです。今度は酒の(持参)量では負けません(笑)
因みに・・剣岳点の記は見ましたか?今日急遽(ほんと・・笑)、ganzさんと見てきました。中々面白かったですよ。
次回は何処に行きますかね~。暑い山を如何に涼しく登るか、、風鈴でもぶら下げて行きましょうか。

TN さんのコメント...

takさん、こんばんは。
1泊すると奥深くまで山に入れてますます魅力が高まりますね。
山中の宴会はほんとに楽しい。
たいしたものを飲み食いしているわけでもないのにうまく感じられるから不思議だよね。
今回はあいにくの天気でしたら、また行きましょう。
剣岳点の記はまだ見てないよ。
今度観に行ってこよっと。

ミノ さんのコメント...

今回山の厳しさを肌身で感じましたよ。これからの山行を楽しむにあたり意義ある経験でしたよ。
しかし、一人ではNGですね、TNさんが一生懸命だったからこそ頑張れましたよ。感謝!

しかし、やまさんやtakさんには迷惑をかけましたね。体力と年齢を考えてそれなりの山行にすべきでした。

まぁ、これからはゆっくりマイペースで気兼ねなく山を楽しみたいと思います。

TN さんのコメント...

ミノさん、こんばんは。
厳しかったですねー。
今回は本当に助けて頂きありがとうございました。
ストックはひん曲げてしまうし・・・
すんませんでした!
これからは身の丈にあった山行を心がけたいと思います。
なにごともほどほどがいいですよね!